パワーアップして豊かな人生 > 漫画家志望【収入・専門学校】

漫画家志望【収入・専門学校】

1. 漫画家になるためにはどうしたら良い?

漫画家を目指しながら挫折してしまう人の原因の多くは、絵が上手く描けないこととストーリーが作れないことでしょう。小説家はストーリーを考えて、それを上手く文章で著せばいい。映画監督は、ストーリーをより印象づけて視聴者に見せるように俳優さんに演技をしてもらったり、背景やカメラアングルを考えればいい。でも、漫画家はその全てを一人でやらなければならない大変な仕事です。ストーリーを自分で考え、そのストーリーをより印象的に見せるカット割りやセリフを考えながら、その背景や表情も自分で描かなければなりません。漫画家になるためにはいくつかの方法がありますが、一番確実なのは漫画家を養成する専門学校のようなところで基本的なことを学ぶことです。また、アシスタントを募集している漫画家の元で、アシスタントとして働きながら技術を学んでいくという方法もあります。あるいは、同人誌に参加して、お互いに評価し合いながら、実力やファンをつけていくという方法もあるでしょう。いずれにしても、学校を出たから、アシスタントや同人誌で実力を身につけたからといって漫画家になれるわけではありません。様々な雑誌や出版社などで開催している新人賞などに投稿を行い、ある程度の賞をもらうことが出来ると、その雑誌から新人としてデビューすることが出来ます。また、直接賞に応募しなくても、出版社に自分の原稿を持ち込んで、良い評価が得られればデビュー出来るというケースもあります。それに、同人誌で人気が出れば、出版社の方から声がかかるケースもあるのです。


2. 漫画家の収入、給料はどれぐらい?

漫画家の収入は、一概にいくらとは言えません。それは人気によって全く違ってくるからです。基本的な漫画家の収入は原稿料です。雑誌への掲載依頼が来ると、1ページいくら×ページ数の原稿料が入ります。この原稿料も、人気がある漫画家ほど高額で、新人や人気の無い漫画家は低くなっています。とはいえ、原稿料自体は1ページあたり数千円〜数万円と、さほど大きな違いはないようです。ですが、人気が出ると、その漫画は単行本化されますから、その印税が売れた部数×単価×10%入ってくることになります。もし、仮に、大ヒットして100万部も売れたとしたら、1冊350円とすれば印税だけで3,500万円も手にすることになります。でも、人気がなくて単行本化されなければ印税は発生しません。また、ヒット作の場合には、アニメ化やドラマ化されることもあります。アニメ化やドラマ化されれば、当然、その著作権料などが収入となるでしょう。それに、アニメ化されれば、キャラクターグッズが販売されることも多く、それらの収入も入ってくることになります。映画化までされれば、その収入は莫大なものになるのが想像できますね。つまり、一ヶ月に一度、40ページの連載を同じように書いたとしても、人気があるか無いかによって、その収入は最終的には全然変わってくるのです。ですから、漫画家の収入は?と聞かれれば、基本的には原稿料で、月に数万〜100万円程度となりますが、それ以外の付帯収入は人気次第ということになります。


3. 【漫画家志望】漫画だけで食べられる人と食べられない人の違いって?

実は、漫画家だけで生活できるレベルの人はそんなに多くありません。中には、漫画の仕事以外にアルバイトなどを兼業している人もいます。では、なぜそのような違いがあるのでしょう?それは、漫画家という仕事は全てが人気次第というシビアな職業だからです。人気が高ければ原稿料が上がるだけでなく、単行本の印税や場合によっては、アニメ化、映画化などで多額の著作料を得ることさえあります。ですが、人気が出なければ単行本化されないケースも多く、それどころか仕事の依頼さえ入らなくなります。一旦、人気の出た漫画家は固定ファンが継続して付くのが一般的ではありますが、購読者のファンも年をとっていきますから、いつまでも漫画を買い続けるファンでいてくれるとは限りません。ですから、漫画家の人気も、購読層が変わるたびに変動していきます。絵やストーリーには、流行も大きく関わっているからです。基本的に毎月40ページ程度の仕事を受けることが出来れば、何とか人並みの収入になると言われていますが、漫画家はそこから画材などの経費を捻出しなければなりません。また、原稿の量が増えれば、その分、収入も増えますが、自分一人では対応しきれなくなり、アシスタントが必要になってきます。もちろん、アシスタントには給料を払わなければなりません。このような理由から、一気に人気が爆発してしまえば、その印税からアシスタントをどんどん増やして原稿をより多く仕上げることも可能になりますが、なかなかそこまで行くのは難しいのが現状です。


4. 【漫画家志望】学ぶなら専門学校?漫画塾?独学?どれが良い?

現在では、漫画を学べる学校が色々あるのをご存知でしょうか?専門学校として「漫画学科」を持っているような学校から、出版社などが開催している「漫画塾」のような学校、また、大学の学科として「漫画科」が設置されているところもあり、その教育内容や規模にも違いがあります。当然、学費にも大きな違いがあるでしょう。それに、学校を卒業したからといって漫画家になれるとは限りません。あくまでも漫画家としての技術を身につけたり、知識を身につけることが出来るというだけです。実際に出版社から認められてデビュー出来るか、デビューして人気を維持することが出来るかは別問題になります。一旦、漫画家としてデビューしながらも、結局、人気が伸び悩んで諦めてしまう漫画家もこの世にはたくさんいるのです。長年投稿しながら、一向に賞がもらえずにデビューできない人だって大勢いるでしょう。漫画家は絵が上手な方が人気が出やすいですが、絵が上手だからといって漫画家として成功できるわけではありません。ストーリーが面白くなければファンはつきませんし、ファンがつかなければ仕事の依頼も来なくなります。つまり、学校はあくまで知識と技術を学ぶところで、精一杯の実力を付けた上で、さらに頑張り続ける必要があるということです。現場に近いという意味では、アシスタントとして働くというのも一つの学校と考えられるかもしれません。昔の漫画家は学校などありませんでしたから、みんな独学でした。ですが、近頃では、読者も目が肥えていますから、必要最低限の技術や知識は身につけた方が良いでしょう。


5. 二十歳を超えてから漫画家を目指すのは難しい?

漫画家になるのに、年齢はあまり関係ありません。現に、人気の漫画家には、かなり高齢の方たちもたくさんいます。とは言え、目指すのが遅いというのは様々な点で不利なことは事実です。では、どんな点で不利なのでしょう?漫画は、その掲載誌の種類にもよりますが、基本的に中高生が読者層の中心となります。出版社は、その雑誌の売上を伸ばすために、その雑誌の中で人気の高い漫画家に、より多くの仕事を依頼します。読者層の年齢に近いほど読者層の心情がわかるので、初心者でも読者からの支持を得やすいのは事実です。それに、学生時代から投稿を重ね、若くしてデビュー出来れば、例え収入が少なくても両親に養ってもらうこともある程度は可能でしょう。ですが、一般的に大人と呼ばれる年代の二十歳を過ぎると、学生ならまだしも、そうでない場合には就職しないことに対する風当たりがきつくなります。すぐに人気漫画家として活躍できればいいですが、下積み時代が長く続くと、どうしても漫画を描くことだけに集中できなくなるケースも多いでしょう。生活のために本職を持つ傍らで、漫画を副業として続けるという人もたくさんいます。つまり、年を重ねるほど、結果のでない仕事に固執することが許されなくなっていくのです。ドラマや映画によくある「売れないミュージシャンの卵」と同様に世間から見られるということです。ただ、年齢を重ねるほど、人の心の動きを知ったり、様々な知識を得ていきますから、ストーリーを考える上では、年齢による知識は大きな財産と言えます。


6. 漫画家のアシスタントになるためには?

漫画家のアシスタントになる方法がわからないという方も多くいることでしょう。人件費削減のため、漫画家同士が手伝い合うなんてこともあるようですが、やはり、「必要なときにいつでも手伝ってくれる」人材は、人気漫画家にとっては欠かせないものです。アシスタント募集は、掲載誌や漫画家のHPなどでも見かけることがありますね。求人誌で募集をかける漫画家さんもいるようです。ですが、それらをただ待っているだけでは、なかなかアシスタントの仕事を見つけることは困難でしょうから、自分からも積極的に動いてみましょう。どのような方法があるかというと、例えば、出版社に、「アシスタントの募集をしている漫画家がいないか?」を問い合わせるのも一つの方法ですね。その場では募集がなくても、募集が出たらぜひ連絡して欲しいと伝えておくと良いかもしれません。その際に、画力を判断できるような背景や人物画などを持参するとよいでしょう。また、時折、「どうしても一時的に人手が必要」ということもあります。専属のアシスタントさんが病気で手伝えなかったり、急に仕事が入って一時的にアシスタント不足に陥ったりという事態です。そのようなことがあった場合にも声をかけて欲しいと伝えておけば、連絡をもらえるかもしれません。その場では例え一時的なものだったとしても、その働きによっては、その漫画家さんから定期的に直接声がかかるようになる可能性もあるでしょう。または、編集者が積極的にアシスタントの仕事を回してくれるようになるかもしれないのです。


7. 【漫画家志望】漫画を描くための手順とは?

実際に漫画を描くには、どんな手順で進めればよいでしょう?おそらく、ほとんどの人達はストーリー漫画を想定していることと思います。ですから、まずストーリーを考えることになります。そのためには、プロットと呼ばれる大まかなあらすじを作成するのです。これは日頃からメモやスケッチブックなどに、思いつくたびに書き取っていくとよいでしょう。まず、最初の段階では、高校三年生の女の子を主人公にした作品にしたいとか、サッカー漫画にしたいといった大まかなものでかまいません。そこから徐々にストーリーを膨らませていきます。中には、最初に登場人物を描き、その人物に似合うストーリーを考えるという漫画家もいるようです。でも、基本的にはストーリーを考えてから、それに合わせた登場人物像を創り上げることの方が多いでしょう。ストーリーが決まったら、鉛筆で下書きを作っていきます。その際には、枠組みの形、人物の構図や表情、フキダシとそのセリフなどを大雑把に描くのが一般的です。一通り下書きが終わったら、黒インクでペン入れ作業を行いましょう。ペン入れは丁寧に行って、よく乾燥させます。完全に乾いたら、下書きを消して、仕上げの段階に進むのです。ベタの部分を塗り、ホワイトによる修正を入れ、スクリーントーンなどで体裁を整えていきます。最後に台詞を入れて、間違いがないか確認すれば完成です。実際には、この途中段階で、背景の建物や時代に合ったファッションなど、様々な資料集めが必要になります。


8. 【漫画家志望】漫画のストーリーの作り方のコツって?

漫画家を目指す上で悩むことが多いのが、ストーリーですね。画力の技術は、一旦、身につけてしまえば上達することはあっても後退することはないでしょう。ですが、ストーリーというのは、その都度、必ずしもいいものが思いつくとは限りません。同じ漫画家の作った作品でも、そのストーリー展開によって売上が全然違うのは誰もが知るところです。それは画力のように徐々に向上するものでもなく、芸能界のように一発屋で終わってしまうことさえあります。ストーリーを作るのは、小説家でもシナリオライターでも基本的には同じです。ただ、漫画のストーリーの場合には、掲載誌の年齢層やイメージに合わせたストーリーを考えなければなりません。その上で、核となるテーマを決めるというのが基本的な考え方でしょう。日頃から映画やドラマで気に入ったシーンや感動したシーンなどを書きとめたり、何か思いついたときにはすぐにメモしておくという癖を付けている人も多いですね。誰だってそんなに簡単にいくつものストーリーが出てくる訳ではないからです。登場人物たちの人物像をしっかり形成することと、ストーリーの起承転結をはっきりさせると、素人でもメリハリのある面白いストーリーが作れます。特に登場人物は、その長所や短所、趣味、好きな食べ物、生い立ち、家族構成、癖、考え方、性格などを細かく設定しておくといいかもしれません。そうすれば、ストーリー展開に困ったときに、この人物ならこう動くはずといった別の切り口からストーリーを繋げることも可能になります。


パワーアップして豊かな人生へ戻る