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夢遊病/レム睡眠とノンレム睡眠

1. 【睡眠】夢遊病とはどんな病気?

アルプスの少女ハイジを観た事がある人なら、フランクフルトに連れて来られたハイジが夢遊病になってしまった場面を覚えている事でしょう。ぐっすりと眠っているハイジが、クララの家を出て行ってしまう。そう、このように本人はぐっすりと深い眠りにあるのに、体が無意識のうちに立ち上がって歩き回るような行動をとる事が、睡眠時遊行症、つまり、夢遊病と言われている病気です。夢遊病は子供によく見られる症状だと言われていて、5〜12歳の子供では10〜15%程度夢遊病の経験があるとされています。家の中を歩き回ったり、鍵を開けて家の外に出てみたり、食事をしたり、時には話しかけると会話までする場合もあります。そして、何事もなかったように自分の布団に戻って再び眠りにつき、翌朝起きた時には自分が何をしていたのか全く覚えていないのです。このような夢遊病の症状は、個人差もありますが、数分から30分程度で治まり、歩き回るような行動は一晩で一度しか起こりません。夢遊病の詳しい原因は未だ解明されていませんが、ストレスが原因ではないかと言われています。子供の場合には、成長すると自然に症状が出なくなる事がほとんどですので、治療の必要はないでしょう。成人の場合には、まずは心の問題を解決する為に精神療法が必要となってきます。精神療法でも効果が出ない場合には、ベンゾジアゼピン系のクロナゼパムを投与する薬物治療もあります。


2. 【睡眠】レム睡眠とノンレム睡眠

レム睡眠とノンレム睡眠と言う言葉をよく耳にすると思いますが、これは睡眠中の状態の事を言います。それでは、具体的にはどのような睡眠を指す言葉なのでしょう。まず、レム睡眠ですが、身体はぐっすりと眠っているのに、脳が活性化している状態の事です。人はよく夢を見ますが、この時は脳が活性化しているレム睡眠中である事が多く、この時に目を覚ました場合は夢の内容をきちんと覚えているケースが多いようです。また、本人はぐっすりと眠っているのに、夜中に勝手に布団から立ち上がって歩きまわるような夢遊病の症状があらわれるのも、このレム睡眠時と言われています。次に、ノンレム睡眠ですが、これは体も脳もしっかりと休んでいる深い眠りの状態の事です。深いノンレム睡眠である時には、成長ホルモンが活発に分泌されていて、自律神経の活動も安定しています。人は眠りにつくと、最初にノンレム睡眠が現れます。それから1、2時間ほどで睡眠状態がレム睡眠に移り、その後はノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れてきます。これは睡眠周期、または、睡眠単位と呼ばれていて、年齢や個人差はありますが、レム睡眠は約90分おきに20〜30分続き、一晩では4、5回のレム睡眠が現れると言われています。そして、朝が近づくと脳が活性化するレム睡眠の出現が多くなり、眠りも次第に浅くなっていきます。睡眠の状態を目覚めやすくするようにしているからなのです。


3. 【睡眠】睡眠ホルモンのメラトニンとはどんな物質?

眠りを誘うホルモンとして有名な「メラトニン」ですが、それが一体どんな物質で、どのようにすると分泌が促されるのか御存知ですか?メラトニンは脳の松果腺で分泌されているホルモンで、脈拍や体温、血圧を低下させる働きがあります。その作用によって、自然な眠りへと私達を誘う事が出来るのです。それでは、この眠りを誘うメラトニンですが、どの時間帯に多く分泌されているのでしょう。それは、やはり、私達が眠りに付く夕方以降から分泌量が増えていき、夜になるとさらに多く分泌され、午前2時頃をピークとして深い睡眠状態を作り出してくれるようになっています。具体的には、朝起きて太陽の光が目に入ってから15時間前後経過してからです。そして、朝になるにつれてメラトニンの分泌量は大きく減少し、覚醒しやすくしてくれます。このようにして、睡眠のリズムが生まれていくのです。つまり、夜にこのメラトニンが多く分泌されて眠たくなり、朝になると分泌が収まり、目を覚ましやすくなります。さらに、朝の太陽の光を目に入れる事によって、夜にメラトニンが分泌されるようになる訳ですね。不眠症でどうしても夜眠れないと言う人は、このメラトニンの分泌に問題がある可能性があります。対処法としては、朝はきちんと太陽の光を浴びるようにして、夜は部屋を暗くして明るい光を目に入れないように注意して下さい。また、メラトニンの分泌を促す食べ物、大豆食品やチーズ、バナナ、キャベツ等を積極的に摂取するよう心掛けましょう。


4. 【睡眠】朝型の人と夜型の人がいる?

「朝型」、「夜型」なんてよく言いますよね。でも、それは一体、どういった人の事を指しているのでしょう。まず、朝型の人。このような人は、早寝早起きの習慣がある人です。体内時計が正常に機能していて、1日の周期が24時間に近い為に、生活のリズムも崩れにくくなっています。性格的には、積極的、または、行動的で、あまり細かい事には拘らない人が多いようです。次に、夜型の人。このような人は、夜更かしで朝寝坊が身についてしまっている人です。体内時計が不規則な生活やストレスによって数時間後ろにずれてしまい、1日の周期が24時間ではなくなっています。性格的には、消極的、内向的で、じっくりと考えてしまうタイプの人が多いようです。夜型の人が、翌日から急に、朝型に変わろうとしても、それはムリな話です。もしも、体内時計を正常に戻して夜型から朝型に変わろうと思った場合に最も効果的な方法としては、朝5時〜昼12時の間の強い太陽光を浴びる事です。これを毎日続けていくと、体内時計が毎日リセットされ、正常な朝型に戻っていきます。ただ、気をつけなければいけない事は、せっかく午前中に太陽の光を浴びて朝型に変更出来たとしても、毎日、日の光を目に入れてあげるようにしないと、すぐに元の夜型に戻ってしまいます。やはり、毎日夜は同じ時間に寝て、朝は同じ時間に起きてカーテンを開け、日光を浴びる習慣を付ける事が一番ですね。


5. 【睡眠】なぜ時差ぼけするのか?

よく海外旅行に行った時に、体は眠りたいのにベッドに入っても結局は一睡も出来なかったり、昼間行動している時にボーっとして集中力が無くなったりする事がありますよね。このような現象が、所謂時差ぼけと言われているものなのですが、それでは何故時差ぼけは起こるのでしょうか。それは、日本とその国とに「時差があるから」と言う言葉で解決出来てしまいますが、もうちょっと説明してみましょう。私達の体内時計は、約24時間周期のリズムを保っています。その体内時計の時間と現地に到着した時の時間が全く異なっていると、脳が混乱してしまい、すぐには適応出来ない状態になってしまうのです。特に、太陽の動きとは反対の方向に行った場合には、体内時計も大きくずれてしまい、時差ぼけの症状が強くなる傾向にあるようですよ。内臓にもまた、独自のリズムがあり、それが崩れてしまうと、食欲不振や胃腸の不具合などが起こってきます。時差ぼけの解消方法としては、朝起きたらすぐに太陽の光を浴びるようにして、きちんと体内時計をリセットさせる事を心掛けるのが有効です。また、時差ぼけの予防方法としては、眠りを誘うホルモンとして良く知られている「メラトニン」が、実は時差ぼけ防止にも効果があると言う事が判っています。現在では、時差ぼけ予防の薬として製品化もされているので、時差ぼけが心配であるようでしたら是非試してみては如何でしょうか。


6. 【睡眠】昼寝をした方が良い?

よく授業中や仕事中に強烈な眠気に襲われる時ってありますよね? 意味不明な文字を書いて気を紛らわしてみたり、ガムを噛んで脳を活性化させてみたり。でも、そんな事を毎日繰り返しているようでしたら、集中力も無くなり、勉強や仕事の効率が著しく低下してしまいます。私達の脳が一番活発に働く時間帯は、午前中です。そして、お昼頃をピークとして、夜にかけて徐々に脳の機能は低下していきます。強烈な眠気に襲われる時間帯が午後以降が多いと言う理由は、案外、この為かもしれませんね。この脳の機能低下を防ぐ為には、お昼に一度昼寝をはさんであげる方法が良いようです。お昼に20分〜30分ぐらいの睡眠を取る事で、脳の機能も回復し、再び活発に活動を始めます。一番いいのは、昼食を取り終えてからお昼休みが終わる時間まで、自分の机で昼寝をする事です。例え眠れなくとも、目を閉じているだけで脳は休んでいる状態になります。けれど、ここで問題となってくるのが20分〜30分で本当に目を覚ます事が出来るのか?と言う事ですね。学校や会社では昼休みが終われば自ずと目も覚めるでしょうが、一人で仕事をしている場合や主婦の場合には、そのまま目が覚めずに1時間以上も寝てしまう事もあるでしょう。そのような場合には、寝る前に濃い目のコーヒーを1杯飲んで寝るようにしたり、目覚ましをきちんとセットしたりしてから寝る事をお勧めします。短い時間の昼寝を生活の中に上手に取り入れる事で、あなたの集中力もアップしますよ。


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