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【生理】不正出血と子宮筋腫

1. 排卵と生理の違いって?

排卵と生理には大きな因果関係があるのですが、排卵と生理は全然別のものです。では、どのような違いがあり、どのような関係があるのでしょう?排卵とは、左右の卵巣の片方から卵子が排出されることを言います。人間の卵巣は左右にあり、性成熟した女性はほぼ28日に一度、どちらかの卵巣から卵子が1つずつ排出されるのです。この卵子に精子が受精すれば受精卵となり、赤ちゃんができます。ですが、精子と出会うことが出来ないと、その卵子はやがて死んで体外に排出されることになります。これが生理です。つまり、生理とは、排卵された卵子が受精できずに流れ出る症状を言います。ですから、女性は妊娠すると生理が止まります。妊娠期間中の女性は、排卵も生理も止まるのです。排卵から生理までの間は、およそ一週間くらいです。生理は、排卵された卵子が正常でも正常でなくても、とにかく排卵されて受精しなければ起こります。でも、妊娠は正常な卵子が排卵されなければ妊娠に至らなかったり、妊娠してもすぐに流産してしまうでしょう。最近は、ダイエットなどが原因で生理が止まってしまう女性が増えています。これは生理が止まるというよりも、ダイエットなどの影響でホルモンバランスが崩れ、排卵が止まってしまうことが原因で起きる症状です。ダイエットや病気が原因で生理が止まっている人は、排卵が正常に行われていないということですから、その後、不妊症などになるリスクも高まってしまいます。


2. 安全日と危険日って?

妊娠しては困る環境にある恋人同士にとって、安全日と危険日というのは重大な関心事ですね。今さら説明する必要はないと思いますが、危険日とは「妊娠する可能性がある日」を指し、安全日とは「妊娠する可能性がほぼ確実にない日」を指しています。一般的には、女性の排卵日の前後、約一週間ほどが危険日です。それは人間の男性の精子の寿命が、一般的に3〜7日と言われているからです。実は、この寿命には個人差や精子ごとの個体差があり、もっとずっと寿命が短かいこともあるのですが、最高では射精から一週間ほど生きると考えられています。つまり、精子が生きている間に卵子と出会えば妊娠するわけですから、排卵の一週間前から危険日に突入し、卵子の寿命である排卵から約24時間の間のセックスは妊娠の可能性が濃厚ということになります。ただし、現実はこんなに単純なものではありません。なぜなら、排卵日を正確に予測するのはとても難しいことですし、精子や卵子に何らかの異常がある場合もあるからです。基本的には、生理の周期から排卵日を予測したり、基礎体温から判断したりするのですが、生理日が規則正しい人は少なく、また生理が規則正しい人でもちょっとしたことで生理不順になることはよくあります。それに、基礎体温の測り方によっては、正しい体温が測れないことも多く、排卵日だと思っていた日が間違っていたということも珍しくないのです。妊娠しては困ると思っているのなら、安全日、危険日にかかわらず、しっかりと避妊をすることが大切でしょう。


3. 不正出血と生理の違いって?

自分の身体でも、生理予定日の前後では生理と不正出血の違いは分かりづらいものです。不正出血と生理はどう違うのでしょう?基本的には、どちらも子宮からの出血なのですが、不正出血の場合には必ずしも子宮からとは限らないこともあります。生理は、排卵された卵子が受精できなかった場合に着床した子宮粘膜と共に剥がれ落ちるのが原因で起こる自然現象です。これは女性の身体構造の仕組みの一つですから、生理が起きること自体には肉体的な問題はありません。むしろ、性成熟した閉経前の女性では、定期的に生理がない方が肉体的な問題を抱えていると言えます。これに対して不正出血は、「肉体的に何らかの不具合がある」場合に起きる症状です。それは、膣、子宮、卵巣などのいずれかの場所から出血しているということになり、妊娠中の場合には流産の原因になってしまうことさえあります。たとえ妊娠中でなくても、不正出血は癌や筋腫、感染症、感染症などが原因の炎症などが起きているサインです。不正出血の多くは痛みを伴わないため、見逃してしまいがちですが、重大な病気の兆候である可能性が高いため、不正出血が起きたら早めに婦人科を受診しましょう。生理と不正出血の見分け方は、不正出血の方が真っ赤な鮮血であることが多く、一般的にサラサラしています。また、生理日以外に、不定期に出血を起こすことが多いです。


4. 子宮筋腫ってどんな病気?

おそらく成人女性のほとんどは、子宮筋腫という病気のことを知っていると思います。25歳程度を目安に、健康診断でも子宮がんの検診を受けるよう勧められることも多いことでしょう。ですが、実は子宮筋腫がどんな病気なのかよくわかっていない人の方が多いようです。もちろん、子宮がんと違うということぐらいは誰でも知っていると思いますが、では子宮筋腫とはどんな病気?と聞かれると、大半の人が答えられません。子宮筋腫はポリープです。つまりは腫瘍ですが、癌が悪性腫瘍なのに対して、子宮筋腫は良性の腫瘍です。ですから、一般的にはそれほど緊急性も高くなく、命の危険もあまりありません。女性の場合、妊娠中に妊娠の健診で発見されることも少なくなく、そういう場合にはまず出産を優先し、出産後に問題があるようなら手術で取り除くという方法が一般的です。実は、女性の3〜4人に1人くらいは子宮筋腫を持っていると言われています。でも、その中で手術にまで至るほどの人は30分の1程度だそうです。これを聞くと、子宮筋腫は気にするほどの病気ではないと思われるかもしれませんが、それは少し違います。子宮筋腫は腫瘍ですから、放置しておくと大きくなっていきます。筋腫の場所によっては他の内臓器官を圧迫し、それによって様々な不具合や症状が出てしまうこともあるのです。また、子宮筋腫は不妊の原因になるとも言われています。不妊に悩む女性が増えている昨今では、若い女性ほど子宮筋腫の検診を定期的に受けた方がよいでしょう。


5. 子宮筋腫の治療方法とは?

子宮筋腫は良性の腫瘍です。良性と言っても、そのまま放置しておくと大きく成長していきます。子宮筋腫は婦人科検診の癌検診で発見されたり、妊娠の健診で発見されることが多いです。発見されたときの状態や筋腫の場所、筋腫の大きさによっては、すぐに何らかの治療や処置をしないこともあります。妊娠中には、胎児に影響を及ぼしたり、流産の危険を避けるため、出産するまで放置することも少なくありません。基本的に、子宮筋腫の最終的治療は手術だからです。子宮筋腫は良性の腫瘍ですから、あまりに大きくなって何らかの障害が発症したり、痛みを伴ったり、不妊に悩んでいたりといった問題がない場合には、手術が必要になるまで経過観察となることもよくあるでしょう。筋腫を小さくしたり、大きくしないための薬もあるのですが、副作用もあるため、漢方薬などを処方されることもあります。子宮筋腫の手術としては、主にお腹を切開して取り出す手術、膣から子宮を引っ張り出す手術、膣から子宮鏡を挿入して取り出す手術、腹部に開けた穴から腹腔鏡を挿入して取り出す手術が一般的です。術式の方法は、筋腫の大きさや量、出来た場所などにより判断されることが多いのですが、女性の年齢や出産経験などにより、今後の妊娠の可能性や傷が残りにくい方法を選択することもあります。特に若い女性の場合には、できるだけ子宮を残す方法を優先した考え方で術式を選ぶことが多いのですが、筋腫の場所や症状によっては全摘出しなくてはならないこともあるようです。


6. 基礎体温の測り方って?

生理日を正確に把握したい女性にも、妊娠したくない女性にも、妊娠したい女性にも、基礎体温は重要な情報ですね。まず、基礎体温とは、安静にしている状態の体温のことですから、男性でも女性でもあるものなのですが、女性の場合は女性ホルモンの増減によって周期的に基礎体温が変化するのです。その仕組みは排卵にあります。女性の身体は定期的に排卵を起こすため、女性ホルモンが周期的に増減します。その増減によって基礎体温が変化するため、基礎体温が上がりはじめると排卵が起こり、生理が始まる頃に基礎体温が下がるという現象が現れるのです。これによって、排卵日を予測したり、生理日を予測したり出来ることになります。しかし、基礎体温は正確に測らなければ意味がありません。基礎体温の定義は、「最も安静にしている状態での体温」ですから、本来は寝ている間の体温を指します。でも、それは測定出来ませんから、目が覚めたらすぐ、身体を起き上がらせる前に、寝たままの状態で測る必要があります。さらに、注意点はそれだけではありません、できるだけ毎日同じ時間に、十分な睡眠をとった上で(最低でも4時間以上の睡眠をとった上で)、測らなければ正確な体温とはいえないのです。薬を服用したり、飲酒をしたり、精神的なストレスがあると、体温にも影響してしまうので正確な数値が出ません。このようなことに注意しながら、目盛りの細かい婦人体温計を使って、毎日継続して体温を測りましょう。


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