恐怖症についての解説です。
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赤面恐怖症に悩む人が実は案外多いということをご存知でしょうか?人は誰しも、大勢の人の前で何かをしなければならない時や、激しい興奮状態の時に顔が赤らむ経験をするのが当たり前なのですが、その症状が人より少し強いと自分自身で思い込んでしまうのです。自分はすぐに顔が赤くなると自覚しているので、大きな舞台やイベントでは「顔が赤くなったらどうしよう」という別の恐怖心が芽生えてしまいます。すると、その舞台や発表会そのものへの恐怖や興奮より、顔が赤くなることの方が大きなプレッシャーとなってしまい、それがさらに症状を悪化させてしまうのです。そのような悪循環から抜け出せない人を赤面恐怖症といいます。 次に、雷恐怖症ですが、雷が嫌いな人はたくさんいますよね。雷が好きだという人の方が少ないと思います。女性に限らず、男性でも雷が苦手な人は多いことでしょう。その理由の多くは、大きな音や光にあります。また、雷が落ちたら死ぬこともあるというのも、恐怖心を煽るのかもしれません。ですが、雷恐怖症の人達はただの雷嫌いとは違い、その恐怖心は発汗や震え、鼓動の高鳴り、吐き気といった身体症状まで伴います。多くの人達は、昼間のゴロゴロ程度の雷なら、さほど恐怖を感じないことが多いものです。でも、雷恐怖症の人は、明るい時間に遠くでゴロゴロいう音を聞いただけでも、様々な身体症状を伴い、体調不良を起こしてしまいます。周りからの理解が得にくく、本人にとってはとてもつらい症状です。
会食恐怖症とは、外食をするのが極端に苦手で苦痛だったり、他人との食事が極端に苦手で苦痛といった症状です。その主な原因は、自分の食事マナーや食事する姿を他人に見られることに対する恐怖心である場合が多いようです。会食恐怖症にも様々な症状があるようですが、その多くは自分の食事が他人に不快感を与えるのではないかと必要以上に神経質になってしまうことがほとんです。このため、食事中、常に緊張状態に置かれ、激しいストレスを感じてしまいます。酷い場合には吐き気や下痢といった身体症状にまで発展することもあるのです。身体症状まで発展すると、ますます他人との食事や外食に恐怖心を抱くようになってしまうでしょう。 広場恐怖症はパニック障害の一つです。対人恐怖症やパニック障害を持つ人に現れやすい症状と言われており、パニック障害を引き起こした時に、すぐにその場から逃れられないような場所に出ることが怖くなる症状です。電車やバス、人ごみでパニックを起こしたらどうしようという恐怖心から、そのような場所に出るだけでパニックを起こしてしまうような恐怖を激しく感じてしまいます。けして人がたくさんいる大きな広場に限ったことではなく、すぐにその場から逃げ出すのが難しいような場所全般が恐怖の対象となります。有名なところでは電車やバス、飛行機のように、自分が降りたいと思った瞬間に降りられない乗り物ですね。他にも、何かの順番待ちで並んだり、美容室で髪を切ってもらうことでさえ恐怖に感じることもあるようです。
高所恐怖症とは、高い場所を異常に怖がる症状の病気です。症状の強弱は人それぞれではありますが、いずれにしても極度に恐怖を感じることには間違いありません。例えば、一般的にはそれほど高い場所と感じられないような高さでも怖がる人もおり、そのため、橋の端を歩くことが出来ず、橋の中央を通らなければ怖くて渡れないというケースもあります。また、ビルの展望台のように、確かに高度はあっても周りを壁や窓で覆われていて安全な場所であるにもかかわらず、窓から外の景色を眺めたり、窓に近づくことすら出来ないケースもあるのです。ただ怖がって足がすくむというだけではなく、発汗や体の震えといった身体症状も引き起こします。 視線恐怖症とは、必要以上に他人の視線が気になってしまう症状です。対人恐怖症の一種で、常に自分が他人から見られていて、他人が自分に対して不快感を持ったり、何か悪く思われているのではないかという不安にとらわれてしまいます。そのため、人が多い場所などが怖くなり、次第にひきこもってしまうことが多いでしょう。実際には人からジロジロ見られているわけではなく、また、不快感を与えているわけでもないのですが、周りの視線が気になって仕方がなく、しかも、それを悪い方にばかり考えてしまう症状です。逆に、他人を見る自分の視線が不自然ではないかと思い始め、自分の視線の置き場所に困って相手を見ることが出来なくなったり、視線をウロウロさせて挙動不審になるタイプの視線恐怖症も存在します。
社会恐怖症とは、対人恐怖症とかあがり症とか呼ばれる症状を指します。大勢の前に出る時に緊張するようなことは誰にでもあることですが、激しい発汗や動悸、吐き気などを伴うほどその症状が酷かったり、または、少人数や個人対話でも同様の症状が出てしまうこともあります。様々な恐怖症の中でも比較的多く見られる恐怖症で、高齢になってから発症することもあるのが特徴です。主な原因は、人前で失敗したり、恥ずかしい思いをするのではないかという不安が徐々に大きくなり、次第に失敗への恐怖から人前に出ることそのものの恐怖へと変化していくと言われています。人が考える以上に本人は深刻に悩むことが多く、自殺を考える人も多いため、早期の治療が必要でしょう。 醜形恐怖症とは、自分の外見に対するこだわりが強く、自分の美醜に極端に悩んでしまう症状です。実際には、特に他人から見て醜く受け止められる要素は全くないことがほとんどで、場合によっては人並み以上の美しさを持っている人も多いのが特徴でしょう。自分は醜いと思い込んでしまい、整形や過剰なダイエットを繰り返したり、最終的には人前に出られなくなり、引きこもってしまう人も多い病気になります。自分が醜いというのは、極端に高い理想に基づいた結論であったり、世間一般の基準に関係ない自分の価値観や思い込みに過ぎないため、周りでどんなに「美しい」と伝えても本人には伝わらない難しい病気です。
女性恐怖症とは、女性を怖がる病気です。これに対して、異性恐怖症という病気もあり、この場合は男性が異性である女性に対して恐怖を感じるという病気ですが、女性恐怖症の患者は男性だけとは限らないため、女性恐怖症という名前がつけられています。実際には、男性が異性である女性から嫌われるのではないかという思いが強くなりすぎ、女性と話したり、対面すること自体が恐怖へとすりかわってしまうことが多い病気です。女性の場合では、学校や職場の女性からいじめを受けたり、母親の虐待などが原因で女性に恐怖心を感じるようになるようです。症状は様々なのですが、全く顔を見れない、話ができないといった症状から、会話はできても触れられると硬直してしまったり、一定以上の距離がないと恐怖を感じる人もいます。 先端恐怖症とは、先の尖ったものに恐怖を感じる病気です。先の尖ったものとは、日用品では、箸・ペン・ハサミ・包丁・針といった、日常的に必要不可欠のものも含まれています。誰でも先の尖ったものを自分に向けられるのはいい気持ちがしませんし、恐怖を感じることが多いでしょう。ですが、先端恐怖症の患者は、自分に向けられなくても、その物を見ただけで激しい恐怖心を感じ、場合によっては、人の指やタバコなどにも反応してしまうほど、激しい症状が見られることもあります。パニックを引き起こしたり、激しい動悸や息切れなどの症状が見られます。
男性恐怖症とは、男性を怖がる病気です。特に、体格の大きい男性や、髭を生やすなど男性らしい外見の人、声の大きい人、乱暴な言葉づかいの人に対する恐怖心が強く出ることが多いようです。その多くは、過去の何らかのトラウマが原因と言われています。例えば、子供の頃に父親から暴力を受けたり、学生時代に男性教諭や男性の先輩から厳しい指導や暴力を受けたり、女性の場合だと暴行などの性的トラウマが原因となることもあるでしょう。また、女性の場合では、女性だけの家庭とか、ずっと女学校など、男性のいない環境で育ったことにより、極端に男性を意識しすぎてしまったり、恐怖を感じてしまうというケースもあります。 電話恐怖症とは、電話に恐怖を感じる病気です。症状がひどくなると、電話の呼出音だけでなく電話機を見ただけで恐怖を感じたり、電話番号の交換に恐怖を感じたり、電話という言葉にさえ反応してしまうこともあるようです。この病気にも色々タイプの違いがあり、その一つには電話の内容を誰かに盗み聞きされている恐怖心に駆られるタイプの症状があります。また、電話の苦情係やアポイントのような仕事によって、頻繁に電話で相手から酷い言葉を浴びせられたりする体験のトラウマやストレスから、電話で人と話すことが怖くなったり、電話がかかってきただけで身体が硬直するというタイプの症状もあるのです。携帯の普及によって、時間や場所を選ばず掛かってくる電話へのストレスが引き金になるケースも増えているみたいですね。