育毛についての解説です。
パワーアップして豊かな人生 > 発毛のメカニズムと頭皮のトラブル
髪の毛は胎児の時に皮脂腺や汗腺と共に発生し、皮膚の一部が変化して出来た物だと言われています。発毛のメカニズムは、胎児の時に皮膚が陥没して毛包が造られることが始まりになります。毛包が出来ると毛包の下にある毛母細胞が細胞分裂を行い、ケラチンというタンパク質によって髪の毛が形成されていくのです。その細胞分裂が繰り返し行われることによって髪の毛は生長していくのですが、生長に必要なアミノ酸は毛細血管によって運ばれます。髪の毛には発毛周期というものがあるのですが、これが男性は3〜5年、女性は4〜6年と言われています。髪の毛は、最初は細く柔らかい物で、その後、段々と太くコシのある硬い髪の毛へと生長します。年齢と共に太くなっていきますが、10代になれば成人とほぼ同じになるでしょう。髪の毛の生長が終わると、やがて古い髪の毛は抜け落ち、新しい髪の毛となる毛芽が発生し、また新しい髪の毛の生長が始まるのです。一般的には、3、4年〜6、7年前後で自然脱毛と発毛を繰り返しています。年齢と共に髪の毛は変化していくものですが、ストレスやそれ以外にも何らかの原因や病気がある場合は、その発毛周期が上手く一定化していかなくなります。そのような状態が長く続くことで抜け毛も多くなり、髪の毛が薄いという状態を作り出すことになるのです。毎日自然に脱毛していく分には、特に問題はありません。自然な脱毛の目安としては、1日に約50〜60本程度です。
私達の髪の毛は、1つの毛穴から3本、または、5本生えているのですが、毎日自然に脱毛と発毛が繰り返し行われていて、約3年〜6年間髪の毛は伸び続けると言われています。そして、抜け毛の本数が大体一日に50〜60本であれば、正常な脱毛です。では、なぜ髪の毛は抜けるのでしょうか?髪の毛は常に生長を続けているのではなく、一定期間生長を続けると、今度は退行期や休止期をむかえます。退行期・休止期の間に毛根の角化が進行していき、毛根が完全に角化することで、髪の毛が抜け落ちていくのです。これが発毛周期という物です。若い頃には生長期の髪の毛が85%を占めており、休止期の髪の毛が15%の割合を占めているのですが、30〜35才のピークの時期を過ぎると、年齢を重ねると共に、生長期の髪の毛の割合が減っていきます。また、生長する期間も3〜6年ではなく、段々と短くなっていくので、髪の毛の質も太い物から柔らかい物へと変化し、毛量が薄くなった印象を受けるのです。以前はもっと伸びたのに、なかなか伸びなくなったなんてこともあるようです。これは年をとっていくのにつれて現れる正常な働きです。でも、他の原因によって抜け毛が見られることもあります。例えば、仕事などでストレスが溜まり、血流が悪くなってしまうと、ホルモンや皮脂が過剰に分泌されるようになります。そうなると、髪の毛の生長サイクルもバランスを崩してしまい、異常な脱毛を起こすことがあるのです。また、ホルモン・皮脂の分泌だけでなく、ビタミン不足なども異常脱毛の原因になることがあります。
頭皮のトラブルと聞くと、薄毛だったりふけだったりが思い浮かびますが、それ以外にも、頭皮のトラブルには様々なものがあります。まずは、脱毛症。この脱毛症も色々な種類に分けられるのです。突然、円形のハゲが出来てしまう円形脱毛症は、最も知られている脱毛症ではないでしょうか。自覚症状が全くなく、気が付かないままに治ってしまう方もいますし、一度治ってもすぐに再発してしまう人もいます。円形脱毛症の場合は、早急に精神面などへの手当てが必要です。脱毛症だけでなく、皮膚炎なども頭皮のトラブルです。例えば、脂漏性皮膚炎は、脂漏性の湿疹が出来たり、ふけ状の付着物が頭部や顔面に付着したりします。皮脂を分泌する機能の異常が原因の場合もありますし、ビタミンが欠乏したりしても起こる可能性があるでしょう。他にも、ストレスやアルコールの過剰摂取、睡眠不足などもその原因になります。この脂漏性皮膚炎を放っておくと、脱毛症の要因ともなるので、早めに治療をする必要があります。皮膚そう痒症なども頭皮のトラブルです。発疹などは特に見られないものの、かゆみを伴います。これは頭部の乾燥が原因で、年齢を重ねると共に発症のリスクも高くなります。年齢を重ねると、それに伴って、皮膚の水分保持機能が低下し、皮膚が乾きやすくなるのです。さらには、温度の変化や衣服との接触にも敏感に反応するようになるので、これがかゆみとなって現れてきます。かゆくてもなるべく我慢するのが一番良い方法なのですが、あまりにもかゆみがひどく我慢出来ない場合は病院へ行って薬を処方してもらうと良いでしょう。
頭髪は抜けたり生えたりが自然に行われていますが、実際どのような役割を果たしているのでしょうか。まず一つ目は、外部からの衝撃から頭皮や脳を守る役割をしています。直射日光が当たるのを防いだり、有害な紫外線から頭皮を守ることで、皮膚ガンの発症を防いだりすることもあるでしょう。高温や低温から頭部を守るだけでなく、何か物がぶつかった時に頭髪があることでクッションになり、大きな怪我になることを防ぎます。人間の行動や言語、生命活動などを司る役割をしている脳は刺激を受けると、身体全体の生命バランスそのものが崩れてしまいかねません。そのバランスを保つためにも、頭髪が脳を保護しているのです。二つ目は、感覚器や触覚器などとしての機能です。放射状に付着している知覚神経のおかげで、弱い刺激にも反応することが出来るので、危険を回避することが出来ます。三つ目は、体内にとって有害な物質を体外に排出するための重要な器官としての役割です。有機水銀、カドミウム、ヒ素、アルミニウムなど、人間の体にとって有害な物質は、毎日普通に生活しているだけで、色々な所から体内に入ってしまっています。ある程度までは大丈夫ですが、ある一定の量を超えてしまうと、健康上に様々な問題が生じてきてしまうでしょう。そうならないためにも、日頃から汗と共に体外に排出したり、頭髪からその有害な物質を体外に排出しているのです。頭髪の少ない方の場合は、有害な物質を排泄する場所が少なくなるわけですから、体への負担が頭髪の多い人よりもかかりやすくなってしまうでしょう。
育毛とはまた違った意味を持っているのが、植毛や増毛です。植毛や増毛は、抜け毛や薄毛で悩んでいる方にとって夢のような方法に見えると思いますが、実は様々な危険も潜んでいるのです。いわゆるウィッグやカツラが昔から一般的な増毛でしたが、近年では技術が発達し、植毛という増毛方法もあります。これは頭皮に髪の毛を直接植えつけていく方法なのですが、この植毛にも二つ方法があって、「人工植毛」と「自毛植毛」に分かれるのです。人工植毛はナイロンか化学合成繊維で出来た人工の毛を頭皮を植えつけるのですが、麻酔が必要な手術になります。一度植えつけてしまったらそこから取り除くことは不可能ですし、手術の際に頭皮を傷つけてしまう可能性さえもあるでしょう。さらに、人工の毛を植えつけたことで体の免疫機能が作用し、拒絶反応を起こして、頭皮に炎症が起こってしまうケースもあるようです。危険性があるのは人工植毛だけでなく自毛植毛でも同じです。後頭部や側頭部の毛髪から毛根を採取して、現在毛髪の薄い部分に植えるという外科手術です。こちらも人工植毛と同じく麻酔をかけて行うので、それなりのリスクがあります。一時的には毛髪の量が多くなったようには見えるのですが、それは本当に一時的なもの。やはり、頭皮を傷つけているので、育毛にはなっていないのです。時間が経てばその植えた部分も退化し、毛髪が抜けていくでしょう。増毛や植毛を考える前に、頭皮の状態を保つ何か良い方法を見つけたり、生活を改善していくことをおすすめします。
頭皮を不潔にしていると、自然とふけが発生してしまいます。根本的なふけの予防方法としては、頭皮を清潔に保つことが重要です。では、どのようにして清潔に保てば良いのでしょうか。まずは、頭皮ケアからしてあげましょう。泡立ちの良さや洗浄力を売りにしているシャンプーやリンスは、界面活性剤を多く含んでいます。この界面活性剤を多く含んだシャンプーやリンスを使用することで、頭皮が炎症を起こしてしまい、ふけを発生させてしまうのです。肌に優しいシャンプーや固形石鹸を使うなどして頭皮を保護することが大切ですね。最近では、頭皮ケア用品もたくさん販売されているので、頭皮マッサージなどを行い、血行を良くして健康で清潔な状態を保ちましょう。シャンプーやリンス以外で頭皮の環境を改善させる方法としては、生活習慣の見直しがあります。日常的な飲酒や喫煙は、血行不良や代謝の異常に繋がるので、ふけを発生させる要因になります。飲酒や喫煙の量が過剰だったりしていませんか?仕事が忙しいからと言って、食事の時間や睡眠時間が不規則だったりするのもよくありません。このような生活習慣の乱れも、充分にふけを発生させる要因となることを頭に入れておいてください。なかなか生活習慣を改善出来ないようであれば、新陳代謝を促進したり、ストレスを緩和する作用を持っているビタミンB群を多く摂取しましょう。いずれにしても、生活習慣の改善やシャンプーとリンスでのケアなど、日頃からの地道な努力が重要になってきます。