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顎関節症の種類と症状

1. 顎関節症の種類って?

顎関節症というのは、人によって程度の差はあるものの、意外に身近な病状だったりするものです。顎関節症の種類としては、日本顎関節学会がT型からX型までに分類しています。主に、どこの部分でどのような障害が起こっているかということで分類しているようです。その分類は以下の通りです。 T型・・・咀嚼筋に痛みを生じるもの。 U型・・・関節包や靱帯の障害によって生じるもの。 V型・・・関節円板の障害によって生じるもの。 W型・・・骨に障害が生じるもの。 X型・・・T〜Wにはあてはまらないけれど、顎関節部分に異常を生じるもの。心因性の場合も含まれる。 この中で一番多いのは、V型になっています。V型の場合には、口を開け閉めする時に、「カクン」といった音が鳴ることが多いです。この音は、関節円板が本来の位置からずれているために鳴るようで、悪化すると口が開けにくくなったりします。ただ、特に治療を必要としないような症状の軽い人や自分が顎関節症だと自覚していない人も多いでしょう。T、U型に関しては痛みが生じる場合がほとんどですが、V、W型に関しては、痛みが生じない場合も多いようです。しかし、必ずしも顎関節症の全てがこの種類にあてはまるというわけではなく、いくつかの種類が合わさっている場合もあります。顎関節症かなと思ったら、まずは一度、口を大きく開けて、閉じてみるといいですね。それで、もし、カクンというような音がするのであれば、顎関節症の可能性が高いということになるでしょう。


2. 顎関節症の症状って?

顎関節症の症状には、どのようなものがあるのでしょうか?まず、一番多いのが、あごの痛みです。噛んだり、口を開閉したりする時にあごが痛みます。次に、口を開閉する時に、「カクン」「シャリシャリ」「ミシミシ」といった音がする場合もあります。音はするけれど、痛みがない場合も多く、顎関節症であることに気付いていない人もいます。ただ、痛みがないのであれば、特に治療は必要ないことが多いようです。もし、口を大きく開くことができないという症状があったら、顎関節症を疑った方がいいでしょう。顎関節症は、徐々に口が開かなくなる場合もあれば、いきなり開かなくなったというケースもあります。逆に、口を閉じることができない場合もあるのです。歯のずれや、噛み合わせに違和感を感じる場合もある他、あごの歪みや顔の歪みがみられるようになる場合もあります。部分によって症状が違うというよりも、人によって症状が違います。また、顎関節症が引き金になって、様々な全身症状を引き起こす場合も少なくありません。その代表的な症状は、肩凝りです。肩凝りには、あごや首の筋肉も深く関係していると言われています。さらに、頭痛や自律神経の乱れ、不眠などに繋がったりもしますし、耳の痛みや耳鳴り、めまい、目の疲れ、歯の痛みを感じることもあります。あごではなく、あごの周辺に痛みを感じる場合もあるでしょう。食べ物を飲み込みにくかったり、話しにくかったりするのも、顎関節症の症状としてよく起こりがちです。このように、顎関節症の症状というのは、単にあごやその周辺だけに限定されるのではなく、多岐に渡っているのです。


3. 顎関節症になる原因とは?

顎関節症が起こる原因について、詳しくご紹介していきます。顎関節症とは、口を開閉する時に、痛んだり、または「カクン」などと音のする病気です。ひどくなると、口が開かなくなったりして、生活に支障をきたしてしまうことも多いです。それでは、その原因なのですが、一昔前は歯の噛み合わせの悪さによるものといわれていました。でも、最近では、噛み合わせだけでなく、他にも色々な要因が重なって起こってくるという風にいわれています。例えば、物を食べる時に片側でばかり噛んでいたり、歯ぎしりをしたり、うつぶせで寝たり、姿勢が悪かったり、寝る姿勢や普段の癖など。そういった生活習慣の癖によることも原因となるとわかってきました。要は、片方の顎にだけ負担を掛けるといった癖から、顎関節症になりやすいといえるようです。それに、ストレスでも顎関節症になるといわれており、これはストレスで筋肉が緊張することが原因のようです。これらの原因に思い当たる節のある人は、できるだけ顎関節症を改善するように、普段の癖を直していきましょう。大抵の場合、癖というのは無意識のうちに行っているものなので、すぐに直すのは難しいはずです。でも、少しずつでも顎への負担を軽減していく必要があります。また、生活習慣的なものではなくとも、殴られる・ぶつけるといった外部からの強い力が原因で顎関節症になることもあり、リウマチや多発性の関節炎といった病気から顎関節を発症する場合もあるのです。顎関節症になるには、本当に様々な原因が考えられますが、本人の生活習慣の改善で防げることも少なくはないでしょう。


4. 顎関節症の検査方法とは?

顎関節症かな?と思っても、口が開けづらくなるなど、症状がある程度重くならないと病院に行くことはあまりないかもしれません。しかし、口の開け閉めの際に痛みがなくとも、ひどい肩凝りの原因が顎関節症にあることも珍しくないのです。顎関節症は、自然に治る場合もあるのですが、治療が必要かどうかは専門家でないとわかりません。顎関節症を疑っているのであれば、ぜひ一度、病院に行って、検査してもらうことをお勧めします。顎関節症の場合は、口腔外科を受診することになります。最近では、歯科でも行っている場合があるそうです。それでは、どういった検査を行うのでしょうか?まず、初めに行うのは問診です。症状はいつから始まったのか?どのような症状があるのか?顎に負担を掛けるような癖はないか?などです。服用している薬やアレルギーがある場合には、必ず申し出る必要があります。この問診の結果によって、治療法が変わってくるのです。それに、触診や視診も行われるでしょう。姿勢や顔のバランス、口の開け閉め具合もチェックします。口の開け閉め具合のチェックを開口量測定と言います。十分に口を開けられているという目安は、指3本が縦に入るかどうかです。さらに、開閉時に音はしないか?噛み合わせがどうかなども調べます。また、レントゲンやCT・画像診断などで、顎関節部の骨や関節円板の位置を確認するというのも、大事な検査です。他にも、顎関節症の程度や状態によって、もっと詳細なことがわかるような検査を行う場合があるでしょう。そして、顎関節症と診断された場合は、その症状に合った治療法が施されます。


5. 顎関節症は予防できる?

顎関節症は、生活習慣が深く関係している病気です。それでは、顎関節症を予防するためにはどうしたらいいのでしょうか?生活習慣が深く関わっているのであれば、ある程度は予防することも可能なはずですよね。まずは、顎関節症の原因となる癖を修正していくことに尽きるでしょう。1、食事の時に、必ず両側の歯を使って食べる。 どちらかに偏らないように、両側の歯を均等に使うことが大切です。また、しっかり噛んで食べるようにすることも重要になります。もしも虫歯などで、片側に負担がかかる食べ方になってしまうのだったら、早急に虫歯の治療を行います。 2、姿勢を直す。 常に正しい姿勢を心掛けるようにします。足を組んだりする癖があれば極力やめるようにしてください。頬杖を付くのもやめましょう。 3、うつ伏せになって寝ないようにする。 つい癖で、いつの間にかうつ伏せになって寝てしまっている場合は、そうならないための快眠グッズを用意してみてはいかがでしょうか? 4、歯ぎしりを止める。 寝ている時の歯ぎしりは意識して止めるわけにはいきませんから、マウスピースなどで対処しましょう。 5、食いしばりを止める。 歯を食いしばらず、なるべくあごに力を入れないようにしましょう。 6、ストレスを溜めない。 ストレスを溜めると、筋肉が緊張してしまいます。できるだけリラックスした状態でいられるように、ストレス解消法を見つけましょう。 もし、これらの予防策をとっても、顎関節症の症状がひどくなるようなら、早めに口腔外科を受診するようにしてください。


6. 顎関節症と歯との関係性

顎関節症の原因としては、様々なことがあげられるのですが、歯との関係性はどうなのでしょうか?一昔前は、噛み合わせや歯並びが悪いと、顎関節症を引き起こすと言われていたそうです。確かに、原因の一つとしてはあげられるかもしれません。しかし、そういった歯並びや噛み合わせの悪さと顎関節症の関係性ははっきりしていないようです。噛み合わせの良い人、歯並びの良い人でも顎関節症を患う人もいます。噛み合わせや歯並びが悪くて、顎関節症になる場合、顎の一部に負担を掛けすぎていたのかもしれませんね。例えば、虫歯になると、その歯を庇いますから、食事の時は必然的に虫歯になっていない反対側の歯で噛むことが多くなります。そういうことが続いて、日常的な癖になるにつれて、片側に負担を掛けすぎた結果、顎関節症を引き起こすということも考えられます。歯科治療、特に、抜歯後の放置で噛み合わせのアンバランスができてしまい、片側に負担を掛ける結果になった場合も顎関節症の原因としてあげられるでしょう。それに、歯ぎしりや食いしばりは、過度に強い負担を歯に掛けることにより、口や顎の周りの筋肉が疲労することで、顎関節症を引き起こすと言われています。実際には、歯が直接的に顎関節症を引き起こすというより、虫歯や噛み合わせ、歯ぎしりなどにより、顎や顎の筋肉に過度に負担を掛けることが習慣づいて、顎関節症を引き起こすと言えそうです。


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