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アレルギー性鼻炎の種類と症状

1. アレルギー性鼻炎の種類とは?

最近では、誰もがその存在を知ることになったアレルギー性鼻炎。ですが、アレルギー性鼻炎には、いくつかの種類があります。アレルギーを起こすのは何らかの原因物質に対する体の反応なのですが、何の物質に身体が反応するかというのは人によって違います。アレルギーを起こす原因物質のことをアレルゲンと呼びますが、アレルゲンは人それぞれで違うのです。有名な花粉症も花粉にアレルギー反応を起こす鼻炎の一つですね。でも、人によって何の花粉にアレルギー反応を示すか?というのには違いがあります。特に花粉症は、特定の花粉が飛散する時期にみられる症状のため、アレルギー性鼻炎の中でも「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれています。これに対して、「通年性アレルギー性鼻炎」というのもあります。一年中アレルギー症状が続いているアレルギー性鼻炎です。では、アレルギー性鼻炎を引き起こす物質にはどんなものがあるでしょう? ◆杉・ヒノキなどのスギ科の植物 ◆アシ・チモシー・小麦などのイネ科の植物 ◆セイタカアワダチソウ(キリンソウ)・ブタクサなどのキク科の植物 ◆白樺・ブナなどのブナ科の植物 ◆バラ科の植物 ◆ハウスダスト(カビやダニ) こうしてみると、そのほとんどが植物であることが分かると思います。植物と言っても、アレルゲンとなるそのほとんどは花粉です。一般的には、これらの物質にアレルギー反応を起こすことが多いと言われていますが、それ以外のものに反応を示す人もいます。


2. アレルギー性鼻炎の症状って?

アレルギー性鼻炎の主な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりです。この症状は風邪の症状とも同じなため、最初はアレルギー性鼻炎と気がつかない人も多いようです。風邪の症状と違うところは、アレルギー性鼻炎の鼻水はとてもサラサラしており、よく「水のような鼻水」と表現されます。粘りなどがほとんどないため、自分でも気がつかないうちに鼻水が大量に流れだすこともあるでしょう。一般的には、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの症状ばかりが取り上げられますが、鼻づまりの呼吸困難によって口で呼吸することも問題です。喉が腫れて炎症を起こしたり、夜寝付けず睡眠不足になったりという別の症状まで引き起こします。また、常に止まらない鼻水によって集中力が失われたり、鼻づまりの呼吸困難や睡眠不足から頭がボーッとしてしまうという症状も大変深刻です。アレルギー性鼻炎は、鼻の中に侵入したアレルゲンに対して免疫が過剰反応してしまうことが原因で起こります。ですから、鼻の中に侵入したアレルゲン(花粉やハウスダストなど)を早く体外に出そうと、くしゃみによって吹き飛ばそうとするためにくしゃみが止まらなかったり、鼻水によって流し出すために大量の鼻水が止めどなく溢れ続けるのです。その鼻水は生活に支障をきたしますから、鼻をかみますよね。ですが、鼻をかんでもかんでも、どんどん溢れでてくる鼻水に、次第に強く鼻をかんでしまうようになってしまいます。すると、鼻の中の血管が膨張してしまい、鼻づまりを引き起こしてしまうのです。


3. ハウスダストが原因でアレルギー性鼻炎になる?

アレルギー性鼻炎とは、何らかの物質に対してアレルギー症状を引き起こしてしまうことです。アレルギーには様々なものがありますが、鼻炎として症状が出るものは、呼吸の際に鼻の中に入ったものにアレルギーを引き起こしてしまうために起こります。一般的には、花粉とかハウスダストのように大変細かい粒子が原因になることが多いのです。アレルギーの原因となる物質は、人によってそれぞれ違いますから、同じ物質でも全く問題ない人もいるのですが、ハウスダストに反応する人はとても多いと言われています。例えば、長い間、人の出入りがなかった建物に入ったり、ホコリの多い倉庫に入ったりすると、アレルギー症状を持っていない人でも、そのホコリに反応してくしゃみが出ることはよくあります。アレルギーでなくても、鼻の中に何らかの異物が入ればくしゃみとして出そうとするからですね。ただ、普通の人は、そのように極端にホコリが多い時にだけ反応してしまうに過ぎないのですが、ハウスダストにアレルギー症状を発症してしまう人は、ごく僅かなホコリやチリでも反応してしまいます。ですから、見た目は大変綺麗に掃除がされていても、クッションや座布団の中のハウスダストに反応してしまったりするのです。ハウスダストにアレルギーを持つ人が一番困るのは、やはり寝具でしょう。布団や枕は、人間から剥がれ落ちた皮膚などをエサにたくさんのダニが住み着いていると言われています。こまめに布団を干して叩いていても完全には落とせないため、アレルギー性鼻炎の症状が出てしまうのです。


4. 食べ物とアレルギー性鼻炎の関係性って?

アレルギー性鼻炎は、鼻から入るアレルゲンが原因なので、食べ物は全く関係ないと思っている人も多いかもしれませんね。ですが、それは少し違っています。と言っても、納得できない人が多いことでしょう。ですから、今からそのことについて説明したいと思います。確かに、食べ物によるアレルギーというのは、主に皮膚疾患などに出ることが多く、鼻炎という形で出ることはありませんから、食べ物アレルギーが鼻炎に関わるというのはちょっと違うかもしれません。でも、食べ物には、「アレルギーを抑える物」もあるのです。つまり、アレルギー性鼻炎を起こす食べ物を避けるという考え方ではなく、アレルギー性鼻炎を抑える働きのある食べ物を摂取すると良いという話です。また、逆にアレルギー反応を強めてしまう食品もあるということを知っておく必要があります。まず、高たんぱく・高脂肪の食生活が続くと、アレルギー症状が強くなりやすいと言われているので、注意が必要です。さらに、食品添加物もアレルギーを持つ人には特に良くないでしょう。鼻炎では、アルコール類が症状を強めてしまいます。アレルギー緩和に良いとされている食品には、シソ・緑茶・甜茶・青魚・ゴマ・レンコン・ニンニクなどがあり、鼻炎に限らずアレルギーを緩和する成分が含まれています。身体を暖める効果のある野菜類や血液をサラサラにする効果のある野菜類も積極的に食べるようにしてください。


5. 花粉とアレルギー性鼻炎の関係って?

鼻の中が炎症を起こして、鼻水が出たり、鼻づまりが続いてしまう症状を鼻炎といいます。風邪を引いた時などにも鼻炎の症状が現れます。しかし、この鼻炎の原因がアレルギー症状である場合には、「アレルギー性鼻炎」と呼ぶのです。アレルギーといえば有名なのが卵アレルギーで、卵の成分が含まれたものを食べると身体に発疹が出来ることがよく知られています。このように何らかの物質への強い反応が身体に出るのがアレルギーです。アレルギー性鼻炎は、アレルギーの元となる物質が呼吸の際に鼻の中に入ることで引き起こされます。鼻水や鼻づまりは、鼻の穴の中に入ってきたアレルゲンとなる物質に対する反応です。アレルギー性鼻炎を引き起こす物質は色々ありますが、1980年代から、日本ではスギ花粉に反応するスギ花粉症患者が急増し、アレルギー性鼻炎という言葉が世に知られるようになりました。これは、戦後の復興のために建築資材として国が率先して進めた杉の植林によって、当時植林された杉が花粉を飛ばすほどまで一斉に成長したことで、花粉の量が増大したことが原因と言われています。植林後、海外からの安い建築資材によって国内の林業は衰退し、植林した杉が伐採されずに成長してしまったからです。アレルギーを引き起こす花粉は杉だけではなく、有名なところでは、ヒノキ・バラ・ユリ・セイタカアワダチソウの花粉症も多いと言われていますが、スギ花粉の飛散量はその比ではありません。


6. アレルギー性鼻炎の治療法って?

アレルギー性鼻炎の苦しさは、なってみなければ分からないでしょう。本人にとって、とてもつらいですから、是非治したいと誰もが思います。しかし、残念ながら、現代医学でアレルギーを治す手段はありません。現代の医学では、アレルギー症状を出す物質を特定して、その物質を取り込まないように注意する「予防」と、アレルギー症状を多少なりとも緩和するための「応急手当」的な措置しかできないのです。食品性のアレルギーの場合には、徹底して食べないようにすればいいのですが、鼻炎の場合は空気からその物質を完全排除することは不可能ですから難しいところでしょう。マスクをつけたり、空気清浄機を利用したり、洗濯物を外に干さないようにしたり、服を払ってから玄関に入ったりという程度の措置や、あとは症状緩和の薬などを利用するしかないのが現状です。例えば、花粉の時期の少し前から注射を打ち始めるといった方法などもありますが、毎年行わなければ効果は持続しませんし、場合によっては定期的に通う必要もあります。アレルギー性鼻炎を治す唯一の方法とされているのは体質改善です。アレルギー体質を改善してアレルギーが出ないようにするというものですが、どうすれば体質改善できるか?という明確な方法が解明されているわけではありません。特定の成分が入ったサプリメントを飲み続けるとか、乾布摩擦をするとか、体力をつけるとか色々言われていますが、いずれにしても一朝一夕で治せるものではないのです。


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