パワーアップして豊かな人生 > 資格【手話通訳士/販売士/ITパスポート】

資格【手話通訳士/販売士/ITパスポート】

1. 手話通訳士ってどんな資格?就職先は?

手話通訳士というのは、手話通訳の公的資格で、厚生労働大臣の認定機関である社会福祉法人聴力障害者情報文化センターが「手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)」を実施しています。手話通訳士の主な就職先としては、聴覚・言語障害者施設や行政機関などの手話通訳職員などがあるでしょう。また、裁判や政見放送の通訳は、手話通訳士の資格保持者でなければできないことになっています。手話講習の講師といった仕事もあるようですが、基本的には、嘱託や非常勤職員のような雇用形態、または、ボランティアとして活動することも多いです。手話通訳士の資格は資格取得者のニーズは高いにもかかわらず、手話通訳士を専業として生計を立てられる方はごく一握りだといわれています。大抵の場合は、県庁や市役所の福祉課、福祉関係の民間団体や病院などの職員を本業として、必要があれば手話通訳士としての業務を行うというケースが多いようです。つまり、手話通訳士の資格を取得したとしても、その資格だけで就職先をみつけるのも、生計を立てるのも、非常に難しいと言わざるを得ません。ただ、福祉系の公的機関や民間団体への就職を希望する際には、セールスポイントの一つになるでしょう。今後は活躍の機会も増えていくかもしれませんが、現状では、手話通訳に従事している方の七割から八割が専業ではないということも知っておいた方がいいと思います。以上のように、収入や安定という点では恵まれているとはいえないものの、社会貢献度はかなり高いので、達成感や充実感、やりがいなどは得られるはずです。


2. 手話通訳士の受験概要って?対策は?

手話通訳士の受験概要としては、まず、受験資格が「受験日の属する年度末の時点で20歳以上であること」です。受験の申込みに必要な書類の請求と提出は、社会福祉法人聴力障害者情報文化センターに行います。「手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)」という名称の試験が年一回実施され、試験日と試験会場については、その年の三月上旬に発表されることになっています。第23回(平成23年度)の試験は、学科試験が10月1日(土)、実技試験が10月2日(日)、試験地は東京、大阪、熊本で行われる予定です。受験手数料として、18000円(税込み)かかります。手話通訳士試験の合格率は、約33%と非常に難易度が高く、3年以上の実務経験がなければとても合格することはできないでしょう。手話通訳士試験を受験する場合には、専門学校に通ったり、通信講座などでしっかりと対策する他に、自治体などが行っている手話通訳者養成講座に通うことから始める方も多いみたいです。社会福祉法人全国手話研修センターが実施している民間資格である全国手話検定試験やNPO手話技能検定協会の手話技能検定といった試験を受けてみて、今の自分のレベルを確かめるのもいいかもしれません。社会福祉法人聴力障害者情報文化センターの公式サイトには、過去の試験の問題と正答が掲載されていますから、出題傾向を研究することも試験対策としては必要でしょう。ちなみに、前年度の試験で学科試験のみ合格基準を満たしていた場合には、申請を行うことで翌年度の学科試験が免除になります。


3. 販売士ってどんな資格?就職先は?

販売士というのは、商工会議所が行っている検定試験で、「流通業界で唯一の公的資格」となっています。デパートや大型スーパーなどの規模の大きな小売店のフロアマネージャーや店長などに役立つ資格だといえるでしょう。販売士には、3級、2級、1級とあり、1級の検定試験では面接も行われます。ただ、真剣に取り組めばそれほど難易度の高い資格ではないようです。就職先としては、小売店や製造業などの販売業務担当者などがあげられます。販売士の資格を持っていたら就職に有利になるかというと、あまり役に立たないというのが実情みたいですね。就職後に会社から販売士の取得を勧められることもありますし、資格に対する手当を設けている場合もあるのですが、役に立たない、取得した意味がなかったという意見も多いです。5年ごとに更新しなくてはならず、更新に費用がかかってしまうため、取得したけど更新しなかったという人も少なくありません。とはいえ、販売士検定試験のために勉強することで、販売や流通に関する知識が身に付き、仕事で役立った、職務への理解が深まったという人もいます。販売士の資格を取得していると、大学入試で優遇される大学もいくつかあります。販売士の資格は就職に直結する資格ではありませんが、将来、流通や販売関係の仕事に就きたいと考えているのなら、取っておいて損はない資格でしょう。中小企業診断士の足がかりとして受験する人もいるそうです。


4. 販売士の受験概要って?対策は?

販売士の受験概要としては、3級が「小売業の類型」「マーチャンダイジング」「ストアオペレーション」「マーケティング」「販売・経営管理」の科目について制限時間150分の試験が行われ、平均70%以上で一科目50%以上の得点の取得が合格基準となります。2級では「小売業の類型」と「マーチャンダイジング」に関する試験が80分、「ストアオペレーション」「マーケティング」「販売・経営管理」に関する試験が120分です。1級は「小売業の類型」と「マーチャンダイジング」、「ストアオペレーション」と「マーケティング」がそれぞれ100分、「販売・経営管理」が50分で試験が行われ、表現力や説得力、問題意識について試される面接試験もあります。また、2級、3級はマークシート方式ですが、1級は記述式です。販売士検定の受検対策としては、「販売士検定試験2級ハンドブック」を購入して独学する方法、商工会議所などが実施している養成講習会を受講する方法、日商指定教育機関が実施している養成通信教育講座を受講する方法の三つです。養成講習会、もしくは、養成通信教育講座を一定の条件を満たして修了すると、直後二回の試験で、「販売・経営管理」科目が免除されます。1級の面接対策は、筆記試験に対する勉強さえしておけば、ほとんどの人は答えに詰まることはないでしょう。ただ、服装はスーツにしておくのが無難ですし、人見知りで面接が苦手だという方は、面接慣れしておいた方がいいかもしれませんね。


5. ITパスポートってどんな資格?就職先は?

ITパスポート試験は、独立行政法人情報処理推進機構情報処理技術者試験センターが実施している経済産業大臣認定の国家試験です。2009年から行われており、初級システムアドミニストレータ試験の後継試験ともいわれています。ただ、初級システムアドミニストレータ試験に比べると多少難易度が低いでしょう。ITに関する基礎知識と能力を持った人材だということを証明してくれる資格です。大学や大手企業、官公庁、地方自治体、特殊法人などで、ITパスポート試験の取得を推奨していることもあります。ただ、文系の学生が就職活動をする際に、基本的なITスキルを証明する分には役立つ資格ですが、IT関連企業への就職には全く役に立ちません。ITパスポート試験では初歩的な資格すぎて、むしろその程度の知識とスキルしかないのかと思われてしまいかねないのです。IT関連企業への就職を考えるのであれば、最低でも基本情報処理試験を取得した方がいいでしょう。ちなみに、全国153の大学でITパスポート試験の資格取得者への入試優遇制度を設けています。それに、全国50の大学がITパスポート試験の資格を取得することで、単位認定してくれるのです。ITパスポート試験だけでは就職の際のアピールポイントにはちょっと弱いかもしれません。でも、現代では、IT技術を全く使っていない企業の方が珍しいくらいですから、どんな業種に対してもプラスアルファのアピールにはなるでしょう。


6. ITパスポートの受験概要って?対策は?

ITパスポートの受験概要としては、受験資格は特になく、願書を郵送する他にインターネットで申し込むこともできます。経営全般(ストラテジ系)35問、IT管理(マネジメント系)25問、IT技術(テクノロジ系)40問の合計100問を165分で解答する試験です。四者択一のマークシート方式になっています。1000点満点中600点が合格基準ですが、各分野で満点の30%以上の得点を取らなくてはいけません。ITパスポート試験は比較的難易度の低い試験で、合格率は50%前後です。ITパスポート試験の対策としては、試験範囲を正確に把握した上で、自分が苦手なところを重点的に学習するといいでしょう。独立行政法人情報処理推進機構情報処理技術者試験センターのサイトには、過去の試験問題と解答例が掲載されています。参考書を使って勉強したり、過去問を繰り返し解いたりすることで、独学で合格することもできる試験です。ただし、より効率よく勉強したい場合やしっかりと知識を身につけたいと思うのであれば、対策講座を設けている専門学校などに通ったり、通信講座などを利用した方がいいですね。また、現行は春と秋の年二回実施されているITパスポート試験ですが、2011年11月からは全国100カ所以上の試験会場で最低でも月一回、大都市では週一回以上のペースで実施されるようになります。その際は、受験者ごとに異なる問題が出題されるそうです。


パワーアップして豊かな人生へ戻る